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名所図会 巻2-43 髙師濱

髙師濱たかしのはま


髙師濱たかしのはまなる濱寺はまてら旧跡きうせきは、海邉うみへに、紀路海道きのぢかいたうなり。此所古松こしよう多くしげりて、風景ふうけいなゝめならす、古詠多し。
 松の葉のあはひあはひに月千里          湘夕

又、髙志たかし髙石たかしに書す。[八雲御抄やくものみせう]に云、髙志濱、攝泉に通す。[萬葉まんよう集]、大伴の髙志濱は攝津國也。[古今こきん集]、貫之つらゆきの詠、髙師濱は和泉國也。古来、名所和歌集、みな、和泉國とす。なを、歌によつて其境を考ふへし。
[古   今]
おきつなみたかしの濱のはま松の名にこそ君を待わたりつれ 貫   之
[續 拾 遺]
汐風に音も高しのはま松にかすみてかゝる春の夕なみ 平親清女
[續   古]
あたなみのたかしのはまのそなれ山なれすはかけてわれこひめやも 定   家
[   同  ]
汐風も夜や寒からしおきつ波たかしの濱に千鳥なくなり 源雅言朝臣
[金   葉]
音にきく髙しの濱のあた波はかけしや袖のぬれもこそすれ 一宮紀伊
[新 千 載]
松かねの髙しの濱のおきつ波をよはぬ色にかけてこひつゝ 前大納言為憲
[   同  ]
おきつ波よする髙しの濱松のねにはなけとも人そつれなき 藤原盛徳
[新 拾 遺]
おきつなみ髙しの濱の汐風によや寒からしたつそ鳴なる 善源法師
[玉   吟]
うつ波の高しの濱の真砂地におひたる松のねこそあたなれ 家   隆
[御   集]
恋すてふ名のみ髙しの濱千鳥なくなくかへる袖のあたなみ 後鳥羽院
[家   集]
身をわふる涙も今もいつみなるたかしの濱のみつる汐なり 躬  恒
[懐   中]
いつみなる髙しの濱の波しあれは信太のさともあらはれにけり 読人しらす
[千五百番]
おきつ波髙しの濱のさよ千鳥あともさためぬ聲きこゆ也 隆  信
[夫   木]
我恋は髙しの濱にゐるたつのたつねてゆかんかたもおほへす 読人しらす
[建保名所]
沖津浪たかしの濱の松もなをぬるゝはかりの名にこそ有けれ 順徳院
[   同  ]
よる波も髙しのはまの松かねのかはくまもなきまくら也けり 定  衡
[   同  ]
まつとたに人はかけてもしら浪の髙しの濱に袖はぬれつゝ 兵衛内侍
[   同  ]
風あらき波や髙しの濱千鳥ふみかよひこしあともたへぬる 俊成女
[   同  ]
物思ふ波の髙しの濱松のまつもむなしき色にふりつゝ 行  家
[   同  ]
なき名のみ髙しの濱の松か枝にいかなる風のたへす吹らん 康  元
[   同  ]
恋すてふ名のみ髙しの濱千鳥さのみや浪のそこになくへき 範  宗
[   同  ]
なき名のみ世には髙しの濱松のつれなき色にこひやわたらん 知  家
[新   葉]
たつ名のみ髙しのあまのぬれ衣袖まきほさん波のまもかな 妙光寺
[   同  ]
たのめこし人にこゝろをおきつ浪たかしの濱の松そくるしき 守  親
[艸   菴]
風吹葉髙しの濱のあた波をつはさにかけて千鳥なく也 頓  阿

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作成:2014年 8月21日 16:41:40 再構築
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