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名所図会 巻3-26 契冲舊菴

契冲けいちう舊菴きうあん

同村伏屋氏の後園にあり。此僧は、攝州尼崎の産にして、下川氏といふ。壮年より、國學こくがくに達し、和歌を詠し、みつから著作ちよさくふみへんあり。此地居住きよぢうの事は、浪花らうくは髙津かうつ圓珠菴ゑんしゆあん碑銘ひめい并に、[泉州志せんしうし]のばつに見へたり。自筆じひつの和歌数首、伏屋氏の家藏とす。又、かの家の抱所に、千畝の竹林あり。俗に大竹やぶといふ。毎年、大竹多く出るによつて也。これ、國中のといふべし。
    池田川のほとり、伏屋某か造りおける庵をかりて住けるに、其ほとり、
    大竹おほ空に聳ゆるものおほきを見てよめる
千尋ある岸根に生ふるむら竹をいほりのまかきすくしてそ見る 契 冲
    同しく、此菴の閑なるをよめる。韓退之か詩の意をふくみて
いほちかき竹のみとりの玉はゝきはらはて塵のなき世にそすむ
    池田川の流、いとおもしろく、嶋と見へたる所に梅ありてにほひけるを読る
夕附夜梅か香おくる河風にきしねの草の身をそわするゝ
梅花河邉の月ににほふ夜は千鳥の音をや鶯にせん
    池田川の岸に、藤と山吹との咲あひたるにつけて
山川のきしの藤なみかゝれともたれにかいはん山ふきの花
    池田川納涼
夏川のいしまの涼しさにうをの心もわれにてそしる
岸のうへに菴しをれは川音の枕をくゝるよはそすゝしき

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作成:2014年 8月23日 9:02:46 再構築
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