カレンダー
前月2017年 9月翌月
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
News News  
Photos Photos  
Blog Blog  
アクセスカウンタ
今日 : 265
昨日 : 780
今週 : 18991
今月 : 136147
総計 : 1732898
名所図会 巻3-57 麻福田麿家地

麻福田麿まふくたまろの家地いへところ


麻福田丸まふくたまる戀路こひぢ
               [拾遺]
               恋つゝもけふは有なん玉くしけ あけんあしたをいかて暮さん  人まろ

稲葉村にあり。麻福田まふくた丸は智光ちくはう法師の童名とうめう也。此時、いまだ河内國なり。[曼荼羅まんたら縁起ゑんき]云、むかし、河内國に冨有ふゆうの家あり。其門前に貧窮ひんきうたみあり。其子を麻福田丸まふくたまるといふ。冨家ふけむすめこひわづらひけるに、母、これをさとて、知己ちかつきについてひそかとはしむ。童子、其よしを語りければ、母、其及ばざる事をなげきて、共にやまひす。冨家ふけひめほのかこれを聞て、母子ぼし、わがために死せは、大なるつみなるべし。即、ひそか使つかひつかはして、いつは母子ぼしのこゝろをなぐさむ。これによつて、二人ふたりとも快氣くはいきしければ、又、姫使して云、密事みつじは、ふでみちよくなくんば通事つうじがたし。よろしく、ふでまなぶべし、といひやれば、童子、これをたくしてふでよくす。ひめ使つかひして云、汝、ねがはくは僧となり給へ。われにちかつくに便たよりあらん。童子、すなはち、僧となる。又、姫、使つかひして云、たとひ、僧となるとも、効驗かうげんなくんばあゑて近づかじ。ねがはく髙僧かうそうとなれ。小僧こぞうむ事を得ずして、他國たこくく。ひめ、其こゝろざしあはれんで、手自てづからふぢはかまぬふおくる。小僧、諸山にわたりてまなびける所、ひめ早世そうせす。小僧、悲歎ひたんあまり、無常むじやう迅速じんそくなるをおそれて、日夜にちやおこたらずつとめて、學道がくだういたりければ、智光ちくはう法師といふ。それより、行基ぎやうぎRB>弟子でしと成、ますます、佛門に深く、世の聞へたかかりけるに、行基より先立て、入寂にうじやくせられき。行基、すなはち智光ちくはう追善ついぜんしゆし、一けいして、一しゆ和歌わかゑいじ給ふ。姫は行基の前身也とそ。
  麻福田修行藤袴其片褌遠波天喜

更新履歴
作成:2014年 8月24日 15:25:22 再構築
プリンタ用画面
友達に伝える
前
名所図会 巻3-56/波多神社
カテゴリートップ
TOP
次
名所図会 巻3-58/楠本神社