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名所図会 巻3-60 龍臥山久米田寺

龍臥山りようくはさん久米田寺くめだじ


久米田寺くめだじ

久米田寺村にあり。真言古義。又、隆池院と称す。行基開基四十九院の中也。

本尊
中尊釋迦。左、文殊もんしゆ。右、普賢ふけん。聖武帝、除厄しよやくの為に作らせ給ふ。

不動ふどう
本堂の左にあり。

観音くはんをん
本堂の左、上壇の地にあり。

開山堂
同上。

せきとう
当寺の南にあり。聖武しやうむ天皇、光明皇后くはうみやうくはうくう、亀山禅定の墳墓也。

当寺縁起は、行基菩薩の真筆也。其大意に曰、
隆池りうち院は、一こく命珠めいしゆ万民ばんみん依怙えこ也。堅牢けんろう地神ちしん黄牛くはうぎうげんして、つちくれひき日月星辰にちげつせいしん白人はくじんしめして、つゝみかたふす。大聖老人たいせいらうじんは、鷲峰海會じゆぶかいゑつちはこびて、こゝにきづき、善哉ぜんざい童子どうしは、清涼せいりやう山堀さんくつつちになふて、これにくはふ。こゝに、一天の聖主せいしゆ勅詔ちよくぜうくだして行幸みゆきとげ万乘ばんじやう文武ぶんぶ官符かんふさゝげて、命池めいちのぞむ。内大臣ないだいじんなにがしことこういたし、光明くはうみやう皇后くはうくうすぐれてちからくはふ。つひに、さんぬ神亀しんぎ二年乙丑二月五日、はじめ寶池ほうちほり、天平十年戊寅孟秋もうしうを以てこうなしぐはん滿みてをはんぬ。五けんめんだう釋迦しやか普賢ふけん文殊もんじゆざうを安す。塔婆たうば一基、鐘樓しゆろう経藏きやうざう僧房そうばう二宇、餘房よはう二十は、常住僧じやうぢうそうばうなり。こゝに、親父しんふ髙志たかしの定知さだとも貧道ひんだう奏聞そうもん刕吏しうりたつし、敷兆ふてうさだめ、四至ししかぎる。所謂いはゆる、東は角河すみかはながれ、春木はるきの峰、并にかみかはひがしのみねなゝこしのみねかぎり、みなみ葛木かつらき横峯よこみねかぎり、西にし松村まつむらのぼりみち并に延年ゑんねんみねさか切上きりあげを限り、北は熊野くまのもふで大道だいだうかぎる。くだん四至ししうち田畠てんはく地利ちりつのつて、佛聖ぶつせい燈油とうゆ住僧ぢうそう依怙ゑことすへし。 中畧 帰源きげん浄業じやうげうおこたらず。故に、水田すいてん三百町、山林さんりん千町、こゝに以て、寶池ほうち修理しゆりくはへよ。此法水はうすい利益りやくあづかるのたみ、此池流ちりう餘水よすいかゝともから、かならず法力はうりきしるしあをがん。又、めいじて、同く龍葩りうはあかつきをよばんとほつす。さゑぎつて、將耒しやうらい末代まつだい違乱ゐらん停止とゞめため記録きろくする所くだりのごとし。天平十年戊寅十二月十八日
当寺什寶じうほうに、後髙倉院の院宣ゐんせん大塔宮おほたうのみや令旨れうし楠正成くすのきまさしげ添書そへふみ新田義貞につたよしさだしよ足利尊氏あしかゞたかうぢ同く直義たゞよししよ大佛おほさらき陸奥守むつのかみかう師直もろなふしよ仁木につき細川ほそかはしよ楠正儀くすのきまさのりしよ鹿園院ろくをんゐんふみ沙門しやもん禅尓ぜんに勧進帳くはんじんちやう、其外
將軍家古證書数通あり。

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作成:2014年 8月24日 16:43:00 再構築
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