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名所図会 巻3-69 龍谷山水間寺

龍谷山りようこくさん水間寺みづまてら


水間寺みづまてら

水間村にあり。水間みづま川の水源は二流あり。一つは、大川村の東より出て大川といふ。一は、蕎麦原そほら村より出て蕎麦原川そはらかはといふ。ともに水間に至り、相合ふて水間川といふ。二流の中間ちうげんにあれば、水間みづま寺といふ。

本尊正観音しやうくはんをん
赤栴檀しやくせんだんみたけ、四寸。天ぢく文殊もんじゆ菩薩の作。むかし、天平十六年、聖武天皇、霊夢を感し給ひ、行基に当山を見せしめ給ふに、瀧の本より龍神顕れ、忽、老翁と化し語ッて曰、こゝに、天竺霊鷲山の霊佛文殊の作り給ふ観世音の尊像あり。これを帝に上り、佛閣を営給はゝ、國家こくか長久ならんと告る。行基、すなはち、此よしを奏し、霊場を建営し給ふ。毎歳二月初午の日を法會とし、群参ぐんさんす。

若宮社わかみやのやしろ
聖武帝の霊を祭る。

鎮守ちんしゆの
熊野、藏王、白山。

弁財天べんざいてん
南上壇にあり。

開山堂かいさんだう
同上。

水間瀧みづまのたき
橋の上にあり。

爪切不動つめきりのふどう
瀧の本にあり。

多宝塔たほうたう
本堂の前にあり。近年、回禄のさいに及ふ。今、いしずゑのみ也。

藥師堂やくしだう
南上壇の地にあり。

護摩堂ごまだう
川のかたはらにあり。

廊下橋ろうかはし
本堂の南にあり。

当寺は、むかし、堂塔々として、坊舎百三十餘宇あり。今、四十坊許にして、多くは樵夫せうふ農業のうげうかねる。古文書には、順德院じゆんとくゐんちよくして、殺生禁制の證書あり。後村上帝の祈願寺と成綸旨、將軍義滿みつの時、軍卒狼藉の制状、尚、数通の證文あり。

名木椿めいぼくのつばき
水間の椿は、木立優にして色麗し。むかしより世に名高し。
     水間の瀧を見て
  一りんたき飛入とびいり椿つばきかな                湘 夕

更新履歴
作成:2014年 8月24日 21:42:10 再構築
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