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名所図会 巻3-70 岡山御堂旧蹟

岡山御堂旧蹟おかやまみだうのきうせき

久米田くめたの東、新在家しんざいけ村にあり。文亀ぶんき二年の頃、山直郷やまたへのかうに、祐善ゆうぜん願了ぐはんりやうといふ二僧あり。親鸞聖人の御教法に帰入し、本願寺第九代實如上人、当國御下向の時、此地に御旅舘りよくはんを建て、化益けやくし給ふとき、随身ずいしんしけり。其外、道俗参集さんしうして、法門に入るもの稲麻たうまの如し。其時そのとき古跡こせきを、今、御成墳おなりつかといふ。こゝに、岡山の地は、風景ふうけいすぐれたれば、参詣さんけい便たよりならんとて、七けんめん御堂みだう庫裏くり書院しよゐん鐘樓しゆろうまて、建営こんゑいしたまふ。永正二年の夏、再び御下向あつて、聖德太子しん作の阿弥陀佛を本尊とし、祖師親鸞聖人のゑいは、自画じぐはして安置せられき。然るに、畠山はたけやま紀伊守高政、三好筑前守義賢と對陣、三好方、利なくして此岡山にこもる。畠山はたけやま、追かけ来り、焼討やきうちにせんとて火を放ちければ、其時、御堂みだう灰燼くはいじんとぞなりにける。其後、もとの如く再建さいこん成就しける所、第十一代顕如上人、大坂石山に籠城し給うみぎり、頃は天正八年八月、山たへのがう士寺田又右衛門、松浦安太夫といふもの、信長の旗下きかしよくして、日蓮の宗徒しうとをかたらひ焼討にしけり。これより、岡山おかやま御堂みだう廢地はいちと成、礎石そせきのみ遺りて、鐘は、今、岸和田城内にありとかや。本尊、祖影とも、近邑きんゆう八箇村へ預り、毎歳、報恩講を修行す。これを岡山講といふ。

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作成:2014年 8月24日 21:57:58 再構築
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