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名所図会 巻4-76 孝子畑

孝子畑けうしはた

孝子けうし村にあり。[峯中記]曰、孝子けうし多輪たわ、南北に報恩ほうをんさはあり。般若はんにやの塔はゑん行者悲母ひぼはか也。北に孔雀嶽くじやくだけあり。そもそも孝子けうしがうする事は、ゑん行者、はゝを助けんが為、かうみちによさてとらへられ給ふ地也。もと役優婆塞ゑんのうばそくは、大和國葛上かつらかみの茅原寺ちはらじさんにして、舒明しよめい天皇六年に出誕しゆつたんし給ふ。[金峯山記きんぷせんのき]に曰、葛城一言主神かみ縛繋ばくけいし給ひければ、うらみふくんて、みかどざんして曰、ゑんの小角は、國家こくかかたむけんとはか叛賊はんぞく也と。文武帝もんむていみことのりを下して小角をめすに、忽然こつぜんとして、そらのぼつて見へず。官吏くはんり計略けいりやくもうけて、そのはゝとらふ。小角、已事やむことずしてとらはれ、配所はいしよ伊豆大嶋いづのおほしま遠流をんるせらる。[日本霊異記れいゐき]にも、これをかけり。これ、妄談もうだんにしてとるらず。じつは、行者、葛城山かづらきやまこもつて、神術しんじゆつを行ふ。じう五位下韓國廣足からくにのひろたりといふもの、小角を師とし、此じゆつまなばんとふ。行者、廣足ひろたり行跡かうせきを見て傅へ給はざりしかば、これをうらみて、みかど妖惑ようわくはき、大にざんす。つひに文武帝三年五月、伊豆國大嶋へ配流せられ給ひぬ。一言主神、容貌かたちみにくければ、ひるゑきをはゞかりてよるをまち給ひしより、石橋をわたし得ず。行者、いのりて、一言主神ひとことぬしのかみ呪縛じゆばくし給ふうらみにより、みかど讒言ざんげんし給ふといふは、天津神あまつかみ凢俗ぼんぞくしてかけるなるべし、此例このれい多し。こゝろをとゞめて管見すべし。

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作成:2014年 8月30日 21:13:07 再構築
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