カレンダー
前月2017年 7月翌月
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
News News  
Photos Photos  
Blog Blog  
アクセスカウンタ
今日 : 3277
昨日 : 8274
今週 : 11551
今月 : 193167
総計 : 1314918
名所図会 巻4-80 宝珠山光明寺理智院

宝珠山ほうしゆさん光明寺くはうみやうじ理智院りちゐん


理智院りちゐん
秀吉公社ひでよしこうのやしろ

谷川村にあり。真言宗しんごんしう。天平年中、聖武帝の本願にして、開基かいき行基菩薩ぎやうぎぼさつ也。

本尊ほんそん不動明王ふとうみやうわう
弘法大師の作。秀吉公ひでよしこう朝鮮征伐てうせんせいばつの時、海路かいろ安穏あんをん祈誓きせいし給ふ。故に、舟玉の本尊といふ。又、腹内ふくないに不動尊、みたけ、壱尺壱寸の像を籠る。共に弘法大師の作也。脇壇に聖観音を安す。行基ぎやうぎの作也。

秀吉公像ひでよしこうのざう
本堂のおく社内に安置す。みたけ、壱尺ばかり面貌めんばう隆準りうしゆん龍顔りようがんにしてぼんならず。威風ゐふう凛々りんりんたる尊像そんざうなり。初豊國山とよくにやま祠廟しべう神躰しんたいなりしを、元禄年中、火災くはさいの後、当寺にうつす。すなはち、当山も桒山くはやま法印が再興さいこうの地也。かたはら弁財天べざいてんを安す。又、高麗犬こまいぬ古物こぶつあり。上古しやうこさくと見へて、はなはだ奇雅きがなり。

流木観世音ながれきのくはんぜをん
近年きんねん天明てんめい五年五月十八日、当所の海濱かいひんに流れよる物あり。たけ、壱丈、わたり、弍尺伐木ばつぼく也。里人さとひと、これを取たきゞにせんと、をのを以て打かくるに、たちまち眩暈めくるめき悶絶もんぜつす。これによつて、其つなをつけてをきかたながる。又、二三日をて、もとの所へながれよる。里民りみん、大に恐れて、海濱かいひんをいて、注連しめひき不浄ふじやうはらふ。於是こゝにおひて遠近ゑんきん村里むらさとより大せいけいして曰、観音の霊木れいぼく、此はまあがらせ給ふとつぐるものあり。これによつて、参詣さんけいすとぞ。あるひは燈明とうみやうかゝ供物くもつをそなへて、諸願しよぐはんいのる。霊驗れいげんたちところにあり。日毎ひごと聞傅きゝつたへて群参くんさんしければ、此理智院りちゐんの本堂にうつし、此木の片面へんめんほりて、其を以て観音くはんをんざうつくり、其彫抜ほりぬきあと厨子づしにしつらひ、こゝに安置し、流木観世音ながれきのくはんぜをんと称ず。

更新履歴
作成:2014年 8月30日 21:57:05 再構築
プリンタ用画面
友達に伝える
前
名所図会 巻4-79/観音崎
カテゴリートップ
TOP
次
名所図会 巻4-81/鳳樹山金剛院興善寺